アメリカはフェデラル グラス カンパニーのティーカップ
1933年〜1940年まで生産されていた、ディプレッショングラスの一つです。
色は心躍るピンク。
かわいい花模様がプレスされた「ノルマンディー」というシリーズです。
フェデラル グラス カンパニーは、この時代の大手のガラス製造会社。
後年に生産されたミルクガラスのマグなどが
アンカーホッキング社のファイヤーキングと並んで有名ですが、
古くから質の良いガラスを製品を数多く製造していた老舗です。
ガラスのティーカップには、
温かい飲みものはもちろん、夏には冷たい飲み物を注いでも。
光が透けて模様が綺麗に映えます。
デザートを盛りつけても可愛いですね。
本来ソーサーもついているものなのですが、今回はカップのみの販売となります。
写真にあるアンティークのレースのコースターを一緒にお付けします。
長い年月を経てきたお品ですが、当時の状態をそのままに保っており、とても綺麗です。
目立ったくすみ、ヒビ、かけ、傷、しみなどはありません。
この時代のガラス製品には、製造時に入ったと思われる気泡やゆがみがみられることがあります。
また、当時のプレスガラスは2つの型を合わせた鋳型にガラスを流し込んで作られていたため、
”継ぎ目”が左右にあります。
これらは、本物のヴィンテージの良さとして味わっていただけるかと思います。
販売価格はカップ1個(アンティークレースのコースター付き)のお値段です。
在庫は2個ございます。
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生産国:アメリカ
メーカー:Federal Glass Co. / フェデラルグラスカンパニー
シリーズ:Normandie/ノルマンディー
刻印:なし
年代:1933年 ー 1940年
素材:ガラス
サイズ(cm):直径9.5×高さ約6
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******** ディプレッション グラス とは ********
1920年代後半から多量に流通したプレスガラスは「ディプレッション グラス」と呼ばれています。時は世界恐慌(グレート ディプレッション)時代のまっただ中。大量生産できるようになったガラス製品を、大衆が簡単に手にできるようになった時代で、多くのプレスガラス製品が流通しました。小麦粉の中にオマケで入っていたり、ガソリンスタンドで配られたりもしたそうです。主要なガラス製造会社が製造したものだけでも1000種類以上の模様があり、色も透明の他ピンク、ブルー、ブリーン、イエローと様々。暗い時代の食卓に明るさをもたらしたと言われています。
高級なクリスタルガラスには見られない、製造時に入ったと思われる気泡や、わずかなゆがみが、古いガラスの良さを醸し出していて、その素朴なかわいらしさと自由で華やかなデザインに惹かれる人も多いディプレッショングラス。それぞれの模様に名前が付けられており、製造された年代などの詳細な記録が残されています。なにしろ種類が多いので、同一の模様を集めたり、同じ色で揃えたり。。。コレクター心をくすぐるアイテム。日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカではビンテージコレクタブルの定番の一つとなっています。初期に作られたディプレッショングラスは、あと少しで100歳。本当のアンティークの仲間入りです。これからも大切に次の世代へ引き継いでゆきたいーそんな気持ちにさせてくれるディプレッションガラスを当店でもたくさんご紹介できたらと思っています。
---*ご注文前にご確認ください*----
この商品は実際の暮らしの中で使用されていたヴィンテージ品です。経年による劣化や損傷などが、程度の差こそあれ必ずございます。古いものの風合いとしてご理解を頂いた上でご注文頂けますようお願い致します。商品説明でできるかぎり目立つ損傷を記載させて頂きますが、説明以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。状態に関して、より詳しくお知りになりたい場合は、ご注文前にメールにてお問い合わせください。